Guide Dog & Service Dogs Association of Japan

補助犬とは

盲導犬 介助犬 聴導犬
目が不自由な人の
歩行をサポートします。
体が不自由な人の
暮らしをサポートします。
耳が不自由な人へ
音を運びます。

この3つの総称が補助犬です。身体障害者補助犬法により、盲導犬だけでなく介助犬、聴導犬も社会に認知されました。また、補助犬は身体障害者の方の生活をサポートするだけでなく、人と人を結ぶ存在でもあるのです。
さらに詳しくは、「聴導犬のこと」「介助犬のこと」「盲導犬のこと」のページへ。


補助犬の育成とは

母犬と子犬達補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)はよく「厳しい訓練を受けて補助犬になる。」と、言われますが、これは実際と違います。また、「補助犬は頭がいい。」とも言われますが、これも少し違います。

補助犬は、頭がいいわけでも、厳しい訓練を受けて育てられるわけでもありません。まず、一番大切なのはその性格です。性格は、両親からもらった生まれ持ったものと、育った環境が相互に影響しあって形成されます。ですから、生後1歳(人では17歳くらい)で、補助犬として性格が向いているかどうかの適性評価を行ないます。
この評価の中で、攻撃性や警戒心、人や犬、猫、匂いなどに気を取られすぎないか、興奮しすぎないか等様々な項目を評価します。今まであげた項目は、あっては困るもの、あるいは少ないほうが好ましい項目です。 集中力や率先力、環境順応性は、補助犬として必要な性格です。

補助犬(盲導犬)とユーザーその中でも、身体の不自由な人のパートナーであるために、とても重要で必要不可欠な性格があります。それは「人に対する愛着」です。 人を求め、人と一緒に何かをすることを楽しみ、そして、人に必要とされることに喜びを感じるということです。「人に対する愛着」は、群れ社会の生き物である犬の生まれ持ったものと、人との関わりの中で形成されます。

訓練というと、補助犬としての仕事を教えるということにスポットが当たりがちですが、日常生活の中で、人と一緒に何かすることを楽しむように働きかけ、そして、人も一緒に楽しむことが大切なのです。その中で、補助犬達は、その人に必要とされることに喜びを感じるようになっていきます。

ほめられるから、あるいはご褒美をもらえるからだけで補助犬達は仕事をする訳ではないのです。今まで、補助犬として活躍する犬達を見て、驚かされることが何度もありました。訓練中には想像できなかったほど立派に働いているのです。そして、その補助犬達には、共通 した部分がありました。それは、ユーザー(利用者)との関係がしっかりと出来上がっているということです。補助犬達は、ユーザーのちょっとした動きからユーザーの心を理解し、今何が必要かを的確に判断するのです。

補助犬(介助犬)とユーザーユーザーもまた、パートナーである補助犬が何を求めているかをよく察しています。この関係は、何か特別なことをして築かれた訳ではありません。毎日の生活の中で、歩いたり、遊んだり、手入れをしてもらったり、ご飯を食べたり、隣でまどろんだり、時間を共に過ごすことで徐々に培われていくのです。

犬達は、生活の中でとてもよく人の様子を観察しています。そして、自分に対する感情も敏感に感じ取ることが出来ます。その点で、犬はとても正直な生き物です。ユーザーが、補助犬との生活を楽しみ、補助犬が喜んでいることを喜んでいると、その補助犬の可能性はどんどんと大きくなっていくのです。その中から、教えられたことをするだけでなく、自分で考え、自発的に行動する一人前の補助犬が育っていくのです。


身体障害者補助犬法

2003年10月1日、身体障害者補助犬法が全面施行されました。この法律には3つの柱があります。

◆育成団体には良質な補助犬の育成と指導
◆ユーザー(補助犬使用者)には補助犬の適切な行動や管理を義務付ける
◆公共施設・交通機関、不特定多数の人が利用する施設などは、補助犬の同伴を拒んではならない

補助犬の中で一番歴史が古い盲導犬が日本に生まれて46年。積極的に社会参加するために補助犬を希望したのに、補助犬がいることで逆に利用を断られるなど、社会との間に大きな壁ができてしまうという現実がありました。そのことで補助犬の希望をあきらめる障害者の方もいたのです。

盲導犬の訓練風景このような状況の中、身体障害者補助犬法がスタートしたのです。この法律をきっかけに、今まで以上に補助犬を受け入れる体制作りに積極的に取り組もうとするお店や施設が増えてきました。

この法律をきっかけとして、『補助犬は障害者の身体の一部であり、それを拒むことは障害者の社会生活を否定することにもなる』ということが、多くの人々の共通認識となるように。また、いろいろな人が集まって生活をし、お互いを理解することで多様性のある、より豊かな社会が築かれるという理念のもと、身体障害者補助犬法が社会に浸透していくように、私たちも啓発活動に取り組んでいます。

●身体障害者補助犬法 厚生省のページ


もしも、補助犬と街で出会ったら…

1補助犬に声をかけたり、
食べ物をあげないでください。
2犬好きな方も、補助犬を
見つめ過ぎないでください。

仕事中に補助犬の気が散ると、
事故の原因になったりします。

補助犬が誘惑されてしまいます。

アシスタントドッグ達
3ユーザー(使用者)の方が困っているようであれば、「何かお手伝いすることはありますか?」と声をかけてください。 4補助犬とふれ合いたい方は、必ずユーザーの方の許可を得てください。

何かあれば周囲の人がすぐに手を貸してくれると思うと、ユーザーの方も安心して外出できるようになります。

補助犬が仕事中はふれ合えません。ユーザーの方の脇で待っているときなど、ふれ合える場合もあります。
5お店で入店を断られている場面に出会ったら、
「法律(身体障害者補助犬法)で補助犬の同伴が認められています。」と
お店の方に伝えてください。

平成15年に完全施行された身体障害者補助犬法によって、スーパー・ホテル・レストランや公共施設で、補助犬の受け入れが義務付けられました。